サシハリアリとの和名を持つ。パラポネラ Paraponera clavataは2.5cmほどもある大きなアリで毒針を持っている。中米から南米の森林地帯に多く、木の根っこなどに巣を作る。中南米のジャングルを夜歩けば必ず出会う。くち木などで昆虫を狩っている。うっかり、アリに触ったりすると刺されて大変なことになると言われている。灯火に虫を捕まえにきて、針で刺して殺して持ち帰っていた。
今まで刺されたことはなく、言われているように恐ろしいアリと思い込んでいた。なんと、今回、宿で裸足で歩いていたら、激痛が走った。見るとパラポネラが刺していた。一瞬どうしようかとびっくりした。その痛みはスズメバチに刺された時の痛みではなく、今まで経験した痛みではベッコウバチにちょっと似た痛みだ。カリバチは獲物を麻酔する毒を持つ。人間にはあまり毒ではないようで、痛かったが腫れなかった。
痛みはベッコウバチの比ではなく、足が痺れた感じだったが、見ていても腫れてくる様子がない。これはもしかしたらベッコウバチなどに近い毒であるのではと考えた。どうしようもないので、そのまま寝るしかなかった。4時間ぐらいして起きたら、まだ痺れているが、前よりかなり良い。そして朝、痛みは若干残っているものの、腫れはほとんどない。そして夕方にはほぼ完治してしまった。
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