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海野和男のデジタル昆虫記

コノハムシが内蔵の影を消す方法 Phyllium giganteum

コノハムシが内蔵の影を消す方法 Phyllium giganteum
2017年04月11日

 昨日のワイルドライフ見て頂けましたでしょうか。番組の中でコノハムシがお腹を太陽に向けてとまると、内蔵の影が消えてしまうということは、20年ばかり前に発見したのですが、論文にしたわけではなく、説明すると、なるほどとみなさん思うのですが、問い詰められると,自分でも自信がなくなってきたりしました。
 今回も,現場でぼくが解説する部分、撮影後に、やはりおかしいと言うことになり、帰国後ディレクターの方が日本色彩研究所という所に問い合わせ、ぼくの仮説にお墨付きをもらい、スタジオで実験もして確かめて下さいました。何はともあれ、仮説が証明されたようで、嬉しく思ったのです。皆に理解してもらえるように番組を構成するというのはなかなかたいへんなことなのだなと思ったわけです。
 写真の内蔵の透けている写真は大昔ペンタックス645で撮影したもので、お腹と翅の裏が白いことを見せる写真は昨年、マレーシアで撮影したものです。

関連タグ
ナナフシ・コノハムシ
Olympus E-M1 Mark Ⅱ
東洋区
マレーシア
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