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海野和男のデジタル昆虫記

最新の虫の目レンズ

最新の虫の目レンズ
2017年02月19日

 虫の目レンズに凝ったのはもう10年以上前だ。初めて虫の目レンズを作ってからは20年近くがたつ。最近は魚露目でいいやと虫の目レンズの熱はすっかり冷めてしまっていた。
 それがである、先日のマレーシア長期取材で,テレビのカメラマンが持ってきていたのが4K対応とうたった虫の目レンズ。
 虫の目レンズで著名な光映舎の製品である。ここは工房といった感じで,ぼくの友人も虫の目レンズを購入したり、カメラの赤外カットフィルターをはずしてもらった人もいる。ぼくはコンタクトも取ったことはなかったのだが、大いに興味を持ち、ビデオのカメラマンに紹介して頂いた。
 そのレンズがあまりによかったからである。なにより結構明るいのだ。中に顕微鏡レンズ5xを入れるシステムだからなぜ明るいのかは良くわからないのだが、ビデオカメラマンはかなり暗いジャングルで平気で使っていたから,絵を見せてもらったら,かなりいいのである。ぼくのTG-4に魚露目レンズより暗い場所で撮るとよく見える。アフリカに是非持って行きたい、これでビデオも撮りたいと思った。
 光映舎さんのご厚意で、評価用と言うことで,アフリカに借りていくことができるようになった。今日届いたので,早速テストをしてみた。マイクロフォーサーズやフルサイズにコリメート方式で適合する仕上げだ。コリメート方式の場合、マスターレンズとの相性も重要である。
 試したところマイクロフォーサーズの場合、オリンパスの60mmマクロでは画角がやや狭くなるが問題なし。パナソニックの45mmマクロはちょうど良い感じだ。パナの30mmマクロは蹴られるが、接写リングを入れれば使えることがわかった。ビデオだけに使うならばデジタルテレコンで4Kでも画質低下はないので30mmにデジタルテレコンの組み合わせがよいかもしれない。2本のレンズがついていて、型番から多分2.6mmと2.7mm、 2.6mmが魚眼みたいであるが、マイクロフォーズ機ではそれほど変わらない。ワーキングディスタンスは2.7mmの超広角のほうが長くとれる。大口径コリメートレンズType4Fというのがついていて、これで径のある程度大きなレンズにも適合しているようだ。
 実際にホウセキゾウムシの小さい個体を写してみた。魚眼ぽい方の2.6mmレンズを使った。一部を拡大してみたがなかなかの解像感だ。ただ被写界深度はあまり深くない。それでもカナブンぐらいのものを写せば,背景までピントがかなりくる。
 マレーシアで見た時は先端のレンズが高性能だと思ったのだが、昔、購入したものの、使い物にならなかったボードレンズでも、昔よりはよい描写なのだ。恐らくはコリメートレンズやチューブレンズの組み合わせがとてもよいのではないかと思う。この写真、開放ISO200で1/100、カナブンの大きさなら1/320が切れたので驚いた。

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