35mmf1.4で高原に咲くウメバチソウを撮影してみた。白飛びしないよう露出アンダーで撮る。
35mm f1.4といっても最新のニコンやシグマの35mm f1.4ではない。ローライSL35用のカールツアイス製のHFT Distagon 35mm f1.4 である。このクラスのレンズになると、最短撮影距離は現在でも30cmのものが多いが、このレンズも30cmだ。
ローライSL35用の35mm f1.4はヤシカコンタックス用の Distagon 35mm f1.4と同じ構成のレンズだと思うがローライ用の方が古くからある。
1990年頃にアメリカで格安で新品を購入したものだ。驚いたことに絞り羽根は3枚構成で、絞って使うことは想定されていないレンズだと思う。
寄れないレンズだが、マイクロフォーサーズに付ければ70mm相当だから、最短撮影距離では、小さなウメバチソウもそこそこ大きく写すことができた。
ボケ味はさすがで、ピントの合ったところのシャープネスも問題無い。最新の35mmf1.4と性能的には互角ではないかと思う。ただしAFは勿論きかないし、今のデジタルカメラに付ければ絞りも手動だ。しかし開放でしか使わないと決めれば何ら遜色はないだろう。
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