本州のウラギンヒョウモンは最近ではサトウラギンヒョウモンとヤマウラギンヒョウモンの2種に分けられている。何でもDNA解析で区別されたようだ。ウラギンヒョウモンは見た目にも変異が大きいように思うが、サトとヤマはぼくには区別がつかない(あえてつければヤマかなとは思うが・・・)。
DNA解析は系統分類には必須のものだが、何でもDNAで種を分けるのは本当に正しいことなのかどうかぼくには疑問だ。分布的に隔離されていない場合、近縁種では異種間交配も起こることもある。ヤマとサトでは異種間交配は起こらないのだろうか。異種間交配を阻害する強力なシステムが存在しなければ、同所的にこれほど近縁な種は、別種として生息できないのではとも思うのだが。野外での配偶行動などを調べる必要もあるだろう。
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