先日深度合成で撮影したオオムラサキマダラの卵の写真を載せた。とても綺麗な卵で、メタリックな光沢がある。学名はEuploea phaenareta、英名はKing Crow。世界一大きなルリマダラである。
オオムラサキマダラの蛹はもっと美しい。黄金やプラチナのように輝く。オオムラサキマダラの蛹の写真を撮ったのは25年ぐらいまで、それ以降、なぜか撮る機会がない。今回のマレーシアで、是非撮りたかったのその蛹だ。
最終日に近くなって、時間に多少余裕ができたので、幼虫を探してもらったが、植木鉢に植えられた食草についたものが1匹だけいた。蛹になる直前のようであったので、期待したが、寄生されていた。幼虫はあまり綺麗ではない。
ストック写真を探したら、80年代に撮った写真がでてきた。大きな蛹がオオムラサキマダラで、他は違うルリマダラの仲間だ。成虫が大きいだけに、蛹も大きく見応えがある。
当時はバタフライファームでも、このチョウは多く飼っていたが、今は極少ない。理由はより簡単に飼えるオオゴマダラを多く飼育しているからだろう。
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