嵐山町のチョウの里公園周辺では、今年もホソオチョウが発生していた。ホソオチョウは明るい草地を優雅に飛翔していた。ここは同じウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハもいるが、ホソオチョウの方が明るい場所を好み、ジャコウアゲハはやや暗い場所と棲み分けているようだ。
ホソオチョウは人為的に日本に持ち込まれたものだが、もう渡来してから35年以上経つ。30年ほど前に山梨県や東京の府中市で撮影していたから、もうずいぶん長く日本にいることになる。ぼくの個人的な見方だが、35年間の動きを見ると、ホソオチョウは自分ではそれほど拡散はしないのではと思う。多分、飼育して放す人がいるのではと思う。日本のチョウのかなりの部分が大陸から渡ってきたわけで、そのうち人為的(作為的ではなく荷物や植物について)に渡来したものも、モンシロチョウやオオミスジなどけっこう多いのではと思う。
ホソオチョウを飼育して放すのは、良いことではないことは確かだ。
40-150+テレコンで撮影
TG-4 ボルネオ撮影記が公開されました
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