先月、ウスバカマキリの撮影をしたいと思った。大昔に多摩川で撮影したことがあるが、最近はまったく撮影していなかった。ウスバカマキリは旧世界(アフリカからアジア)に広く分布するカマキリだが、何故か日本では局所的に主に河原で見られる小型のカマキリである。
ウスバカマキリがいるという鬼怒川の河原に行ってみた。河原は広いので、何処へいこうかと思ったけれど、まずGoogle earthの航空写真を見て、ウスバカマキリのいそうな草地を探した。幸い車で近くまで行くとができ、ピンポイントで探した場所でウスバカマキリを見つけて撮影。Google earthを利用して、虫のいそうな場所を探したのは初めてだが、これは使えるなと思った。
谷や斜面がきついと、航空写真では環境が良くわからないし、写された季節が冬だと、雪でまったく環境がわからなかったりするから万能ではない。春から秋の写真で、平坦な河川敷の場合は、砂地とか、草むらとか環境が良くわかる。
ウスバカマキリのいた場所はまるで南フランスの荒れ地、アルマスのような場所だった。ウスバカマキリは勿論南フランスにもいて、ファーブル昆虫にも登場するカマキリである。
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