Nikon1 V3のベストモメントキャプチャーが進化した。V3は秒60コマで撮れるが、お気に入りフォト選択に設定し、シャッター半押しで、シャッターチャンスを待ち、全押しするとパスト連写と同じように使える。撮った写真をシャッターを押す前40枚か、前後20枚づつを全て保存できる。従来はカメラが勝手に選んだ5枚であった。昆虫の飛翔では従来機では、この使い方で1枚も撮影できたことがない。ところが、今回はカシオのパスト連写同様に後から良い画像を選べるようになった。
昨日は1日ほぼこのカメラだけで撮影した。8GBメモリーで撮った写真を全て保存したので、jpgFINEで大体26シーンしか撮影できなかった。うまく撮れたのは5シーンぐらい。歩留まりはカシオとあまり差がないだろう。ただカシオより画像が大きいので、8GBで撮れるシーンは大幅に減る。大体25シーン(1000枚)で電池マークが1/3のところに来た。電池が1個、メモリーも8GBしかなかったので(このカメラだけマイクロSDであるので、こういう時には汎用性が無く困る)、このモードを多用する人は1日あたり電池2個、メモリーカードは16GBは用意したい。
高速撮影での画像の揺らぎはカシオのパスト連写時の写真とよく似た傾向を示す。ただ画質が良いので大写しせずに小さめに写すのがよいかもしれない。
5月23日発売の海野和男の昆虫撮影テクニック・増補改訂版はできるだけ新しい情報をと思い、昨年暮れ頃から発表、発売された機種を使った写真もかなり多い。例えばTG-3はテストを繰り返していたので、製品版で写した写真も載せることができたが、V3はカメラの写真のみで、残念ながら撮った写真は間に合わなかった。そこで、今週はV3のベストモメントキャプチャーについて、積極的に日記に載せてみたい。
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