ルイスアシナガトシブミはケヤキの葉を巻くオトシブミだが、同じ科のハルニレも巻く。アトリエの周辺ではケヤキ以外では見ていないが、少し標高の高いところではハルニレが主なホストのようだ。
今年はケヤキの葉の伸びる5月中旬までが、気候が不順だったため、葉が十分伸びず、揺藍の数も非常に少なかった。今頃になって、標高1000m以上の場所で、ルイスアシナガオトシブミをたくさん見るのは意外だった。
ところで、最近発売のフィールドガイド 身近な昆虫識別図鑑は、自然観察が好きな人、ある特定の昆虫には詳しいけれど他の虫も知りたいという人向けに製作した本だ。写真は小さいが、多くの昆虫は写真よりも小さいので、ぱっと見で検索するには都合が良いのではと思う。個々の種名を、だいたい分かって欲しいというのが目的である。チョウが専門という人には、チョウ以外の昆虫も知って頂きたいとの願いもある。チョウに関しては良い本がたくさんあるが、この本でも200種近くを掲載したので、持ち歩いて観察に使って欲しい。
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