今回ベトナムで失敗をやらかした。暗い内にボートで川を下り、チャイニーズネットを見に行った時のことだ。ぼくはアドバイスする立場なので暗いところから明るくなる条件での手持ち撮影ではISO感度オートで上限を3200ぐらいに設定するのがよいだろうと話した。その時に基本iso感度、シャッターが何分の一になったら感度を上げるかを設定しておくのがよいのだ。つまり、できればISO200で使いたい人は感度を200に設定し、iso感度オートの上限を3200にして、シャッター制限は自分でぶれないと思う速度を選んでおく。そしてiso感度オートをONにすればよいわけだ。
ぼくの場合、実際にはいつも適当にISO感度を選ぶことが多いのだが、確実に撮るには、高感度に強いカメラならiso感度オートは極めて便利だ。
よその方の画面を見ながら設定方法を教えていたのだが、何と自分のカメラの設定をちゃんとしていなかった。前日の夜にISO3200で撮って、そのままの設定だった。最初は暗いから当然、iso感度オートでも3200になるから、iso感度オートを使っているものだと思っていた。そのうち太陽が出て、撮影をしている内に妙に速いシャッターが切れるところで気がついたが、後の祭り。そうはいっても十分鑑賞に堪えうる写真になったと思う。昔なら考えられないことである。
ちなみに、F9で撮影し、上の写真は1/2000下の写真では1/8000のシャッターが切れている。
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