3年ほど前に撮影した写真だ。来年、フィールドガイドの製作にかかっていて、写真を探していた時に出てきたものだ。
このバッタはミカドフキバッタと思う。フキバッタの仲間は前翅が退化しているものがほとんど。行動範囲が広がらないのか、各地で種分化をして様々な種に分けられている。例えばこのミカドフキバッタはヤマトフキバッタととてもよく似ていると思う。中部地方では太平洋側ではヤマトフキバッタ、日本海側ではミカドフキバッタが分布しているらしい。小諸のあたりはどちらになるのか?
ところで、北海道大学出版会からバッタ・コオロギ・キリギリス生態図鑑という本が出版されている。450ページで、CDまで付いて2730円と格安である。同じ北大から出ている大図鑑の内容のほぼ全てを網羅しているのはありがたいことだ。ただし、あまりに詳しすぎるのが難点と言えば難点だ。
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