カシオから新発売のZR1000は面白いカメラだ。カシオ得意の高速連写を使って様々な試みをしている。
従来からのパスト連写や、HDRなどに加え、新たに搭載されたのが全焦点マクロである。広角マクロ専用で,最短撮影距離は5cm。何枚かの写真をピントを変えて連写し、カメラ内で合成して1枚の写真にする。広角といえども、マクロモードでは被写界深度が浅く,コンデジでもパンフォーカスは不可能であったのを可能にしたわけだ。
これはコンデジの一つの方向性を示しているように思う。こうした新しい試みがなされ、面白いコンデジが登場してくるのは大歓迎だ。
実際野外では風で被写体ブレをおこしたりと,うまくいかないのではとの危惧もあったが、どうも至近の被写体は最初の一枚が使われるようで花などを写したら、かなりうまくいく。
小諸は寒くて,虫はほとんど活動していないので十分試せなかったが、それなりに結果を見ることができた。写真は小さなバッタが日向ぼっこしているところだ。上が全焦点マクロ、下がプログラムモード。
もう一枚もっと小さなハエをほぼ最短撮影距離で撮影した写真も載せたので,画像をクリックして前へ戻って見て欲しい。
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