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海野和男のデジタル昆虫記

全焦点マクロ搭載のCasio ZR1000

全焦点マクロ搭載のCasio ZR1000
2012年11月14日

 今日は全焦点マクロ搭載のZR1000の話題。
 写真を見て何か気がつくだろうか。小さいのでわかりにくいかもしれないけれど.手前にある虫のブローチは3cmちょっと。虫にピントを合わせてあるのだが,背景のカメラや天井の灯りにもピントが合っている。これは何枚かの写真を連写し,カメラ内でピントのあった部分を合成する全焦点マクロモードで撮ったものなのだ。
 ところで、日本のコンパクトデジカメの売り上げがよくないらしい。オリンパスでもコンパクトデジカメの売り上げ不振によって、デジカメで赤字を計上していた。コンパクトデジカメの不振はスマートフォンの普及が大きいかもしれない。
 ぼく自身、コンパクトデジカメも仕事の撮影に使っているが、iphonを買ってから、都内では撮影が目的の時をのぞけばコンパクトデジカメを持ち歩かなくなった。昆虫の撮影でも、ミラーレス機が小型になり、AF性能が上がったこともあり、コンデジの出番は減る。たまに使うのは、パスト連写のできるZR300だけという有様だ。
 昨年夏頃からのミラーレス機の性能アップは著しく、特にこの秋発売の機種はすごいと思う。ミラーレス機や一眼レフででカバーできない分野は。AW100やタフなど防水デジカメと、パスト連写の効くZR、絞りのあるGRデジタルぐらいになってしまったのだ。
 コンパクトデジカメは、昔と比べて被写界深度が浅くなった。絞りを搭載しない機種がほとんどだからだ。コストの問題以外に一眼レフのぼけを真似た方向性だ。ミラーレス機に比べ、被写界深度が深いのがコンパクトデジカメの特徴とぼくは思う。それが無くなれば、コンパクトデジカメの存在価値が薄くなってしまうなと思っていた。
 そんな時に出たのがカシオのZR1000だ。絞りを搭載しているわけではなく、全焦点マクロといって、広角マクロ撮影で、手前から背景まで全てにピントを合わすことができるのだ。
 シャッターを押すと、カメラがピントをずらしながら高速連写し、ピントのあった部分を合成、一枚の写真にしてくれるモードだ。室内でやってみると,なかなか良くできている。ただ撮影距離は5cmらしいからテントウムシぐらいだと大きくは写せない。カナブン以上のおおきさならOKだろう。処理にかかる時間も10秒ぐらいのようだ。
 ぼくは、普通のカメラで野外でピントをずらしながら数枚から数十枚撮影し、それを1枚の写真にする深度合成をここ2年ばかり良くやっている。標本は簡単に写せるが、野外の昆虫は難しい。動いたら終わりである。けれど,高速連写で撮影するならば、動き回っているもの以外は、面白い写真が撮れそうだ。
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