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海野和男のデジタル昆虫記

スジクワガタ

スジクワガタ
2012年07月22日

クヌギの樹液でスジクワガタが交尾していた。小さな個体やメスの翅にスジがある。15日の撮影。
昨日は川口で講演をしてから小諸に戻った。
このところ、東京で写真の審査や会議など,撮影以外の仕事が増えた。夏が稼ぎ時の昆虫写真であるが、冬にそういった仕事が集中してくれたらなんて思ってもそれは無理というもの。年間を通せば、必ず出席しなければいけない仕事や会は100日以上はある。そういった仕事が少なかった若い頃にもっと写真を撮っておけば良かったとも思うが,写真だけ撮っていても仕事は成り立ったわけではないし、自分の成長もないだろう。おまけにフイルムは高かった。
 といっても30代後半から50代前半は年間およそ1000本のフイルムを使った。36枚撮りとブローニーの24枚撮りが半々と言ったところで、年間のシャッター回数は30000回程度。金額にして200万弱のフイルム現像代だ。その後デジタルになってもシャッター回数はあまり違わなかった。
メディアやカメラが高性能化して,ここ数年シャッター回数は少し増えた。ちなみに今年は現在まで22000枚、そのうちパスト連写が2000枚(1回に30枚とれるから70回ぐらいシャッターを押したことになる)。昨年は68000枚(内8000枚がパスト連写、約300回シャッターを押したことになる)
 沖縄やんばるフィールド図鑑という本が届いた。沖縄の写真家。湊和雄さんの最新作だ。176ページのフィールド図鑑には沖縄本島の野生生物の326種の図鑑がメインである。固有種と遭遇する機会の多い種を優先して載せたとある。なるほど,種の選択はよく考えられている。ページをめくると,実際にぼくも沖縄で出会ったことのある生物や、出会いたい生物が並んでいる。両生は虫類から植物まで図鑑の内容は充実している。絶滅危惧種などはほとんど載っているのではないかと思うほどだ。さすが沖縄在住35年近い湊さんの仕事だ。図鑑なのでわくわく感がやや乏しいのがちょっと残念。沖縄を訪れる自然愛好家には強い味方となるだろう。やんばるの野生生物を観察したいと思う人が増えたら、それが自然の保全にも繋がるだろうから,この本が果たす役割は大きい。

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