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海野和男のデジタル昆虫記

ハチが見た?シロツメクサの紫外線写真

ハチが見た?シロツメクサの紫外線写真
2012年04月28日

動画一覧にサンディスクのExtreme Pro SDHC UHS-Iを用いてD800、OM-D、ZR200 を使ったテストムービーをアップしました。 YouTubeのぼくのチャンネルからも見ることができます。ソースは同じですが少し大きく表示されます。ただしタイトルは英語で解説はありません。
 シロツメクサの紫外線写真を撮影した。
普通のカメラで撮れば左上のように写る。モノクロなら右上だ。
白く写っている花は、RGBの可視光線をほぼ全て反射しているから白く見えるのだ。
紫外線のみを透過するフィルターを付けて、モノクロで撮影したのが右下の写真だ。
花が黒っぽく写っているのは、花が紫外線を吸収しているからだ。ということは赤が見えずに紫外線を感知するハチが見たら、シロツメクサは白くは見えない。
シロツメクサが白いと思っているのは我々人だけなのである。
ハチの視覚を人が見えるようにすることは、紫外線を感知しない我々には不可能だが、とりあえずハチは赤が見えないから普通のカラー写真の赤チャンネルを削除する。そのままではただ青かぶりした画像になるだけだ。
そこで緑チャンネルを赤に当てはめ、青チャンネルを緑チャンネルに当てはめる。そして紫外線のみで撮影した画像の青チャンネルを青チャンネルに割り当てて再合成すると左下のような色になる。ハチが緑、青、紫外線の3原色と仮定して人の見える色に再現するのは、この方法が一番まっとうかもしれない。

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