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海野和男のデジタル昆虫記

霧氷の付いたオオカマキリの卵

霧氷の付いたオオカマキリの卵
2012年02月19日

 小諸の冬は寒いから、こんな風にカマキリの卵に霜や霧氷が付くことも多い。オオカマキリの卵は低温にはとても強く、霜が付いても問題はない。卵のうは断熱材の役目もしているが,中の卵が乾燥しないように保護する役目も大きいと思う。
 そろそろ海野和男の昆虫撮影テクニックいう本が発売される。
 好評を博し,2万部ほどが売れた昆虫写真マニュアル (フィールドフォトテクニック) の出版から23年。
 新たにデジタルカメラによる昆虫撮影の本を作りたいと思っていたのが実現したものだ。内容はデジタル時代に即したものにしたつもりだ。昆虫写真マニュアル同様、野外での撮影方法のみで,スタジオ撮影には言及していないが、深度合成や、パスト連写、魚露目レンズなどの,今の昆虫写真のはやりの部分も取り入れてある。写真は主にここ2〜3年で撮影したもので、テクニックを解説するために撮り下ろしたものも多い。
 デジタルカメラ時代になって、昆虫写真が撮りやすくなったとはいえ、やはり小さい昆虫を撮るには特別なノウハウもある程度は必要だ。現時点でのぼくのノウハウを全て公開してあるので、初心者からベテランまで、人それぞれに役立つ部分は多いのではないかと自負している。

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