パシフィコ横浜で12日まで開催のCP+を覗いてみた。
ここ数日ニコンからD800、オリンパスからOM-Dが発表されるなど、今年のデジタルカメラは一つの黄金期を迎えそうだ。
初日午前中のプレミアタイムに行ったのだが、ニコンもオリンパスも30分待ち。一般入場者が入れる12時にはD800は90分待ちになるほどの人気だ。
D800のスペックは3600万画素という超高精細な画像だ。心配された高感度特性もD700並ともいわれるから恐ろしい。価格はヨドバシでも30万を少し切る値段で、D700発売時の価格と比べても高いとは言えない。連写は4コマ。動画機能も充実してきた。
ぼくが一番心配だったのは内蔵ストロボがあるかないかだった。マクロストロボをつけた写真にコマンダーが付いていたので、もしかしてなかったら困ると思ったのだが,いらぬ心配に終わった。内蔵ストロボをコマンダーにして、他のストロボをTTLやマニュアルでコントロールできる機能はニコンがD200あたりからはじめたもので、ぼくにとってはなくてはならない機能だった。デザイン的にストロボがあるのは嫌だという意見もあるようだが、カメラは写真を撮るものだから、機能優先で行きたい。
OM-DはオリンパスのOMシリーズに慣れ親しんだぼくには嬉しく懐かしい形だ。2003年にE-1が出たとき、なんでOM見たいに小型ではないのだと思ったことがある。当時の一眼レフは大きく重いものが主流だった。それがどうだろう。今度のOM-Dは横に置いてあったOM-4と比べても遙かに小さいではないか。
60mmマクロも思ったよりも細く,電動ズームの12-50と大差ない大きさだ。等倍マクロであるから,フルサイズ換算で2倍という十分なスペック。ワーキングディスタンスなど詳しい仕上げはまだ発表されていないようだ。1600万画素の撮像素子で、液晶も可動式であるが、デザイン的に非常に美しく仕上がっていた。
今年のぼくのチョイスはD800とOM-Dで決まりだ。
カシオのハイスピードカメラは昨年秋発売のZR200と、その機能をもう少し遊び方向にしたZR20が注目だろう。ケンコーからはマイクロフォーサーズ用の300mmミラーが展示されていた。最短で1/2倍は楽しそうだ。3Dはパナソニックからコンパクトデジカメで3Dムービーが撮れるLUMIX DMC-3D1が発売されている。
昨年目を引いた中国や韓国の用品メーカーにあまり面白いものがなかったのは残念だった。
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