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海野和男のデジタル昆虫記

マクロスイターCマウント

マクロスイターCマウント
2011年12月10日

 今日はSSPの技術研修会と忘年会。ぼくもデジタルカメラムービーについて少しお話しをする。技術研修会は市ヶ谷の私学会館で15時から2時間行われる。今回はムービーが中心の話し。一般の参加も少しだけ参加費を払えば参加可能であるそうだ
スイスのKern-Paillardはマクロスイターの製造元として有名だ。アルパ用のマクロスイターファ著名だ。マクロスイターは描写に定評があり、このレンズを使いたいがためにアルパを購入する人も多かった。マクロスイターは1/3倍の接写ができる。マクロスイターのフォーカスリングはいっぱいに繰り出すまで2回転半もする。正確にピントを合わせるにはほんの少しずつ繰り出された方がよいという考え方からこうなっているのだ。
 マクロスイターはシネ用のCマウントレンズもある。今回使用したのはMacro Switar 36mm f/1.4 H8 rxというレンズ。 Bolex H-8 REXというシネカメラを購入したとき付いてきたものだ。
Cマウントは主に16mm用のレンズでフランジバック17.526 mm。ところが H-8 REX用のものは15.305mmと2mmほど短い。 H-8 REXは8ミリカメラであるが、基本構造は16mmのBolexと同じでレンズもフランジを除けば同じものが多いと思うが、36mmはネットで検索したところではH-8 REX専用のレンズのようだ。けれどイメージサークルは1インチを十分カバーする。ただし無限が出ない。
最短撮影距離もそれほど短くないが、ニコン1に付けると最短でタマムシの標本をこれくらい大きく写すことができる。絞りは開放の1.4で使ったが、画質やボケは申し分ない。50年前のレンズとは思えない写りだ。

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