マクロでは、同じ絞りでも近寄ればピントは浅くなる。ピントを合わす場所をちゃんと決め、そこにピントを合わせ、シャープに写すように心がけねばならない。背景のボケは近寄るほどぼける。
このことを気づかないカメラマンも多い。この写真は、マイクロニッコール85mmで、全てF8での撮影である。F8はいつもはあまり使わない絞りだ。ぼくの場合はピント優先の時はF11以上、ボケ味優先の時はF5.6まで。プログラムオートだとF8ぐらいで切れることが多いので、絞り優先だがあえて、F8にセットした。
この写真のように背景がちょっとごちゃごちゃしていても、チョウを大きく写せば、背景は結構ぼける。引くと背景がスッキリとしない。だからボケ優先なら引いたときはF4ぐらいで写すべきだろう。
85mmのマクロレンズはボケ味も良い。これをズームで同じことをやると、引いたときの背景のボケはもっと汚くなる。
動画ページにNikon1 V1でのslow motionのビデオを追加しました。
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