小諸にアトリエを構え、昆虫と自然の写真を撮るようになって20年以上がたちました。99年2月より、デジタルカメラで撮影した写真にコメントを付けて毎日更新する「小諸日記」をスタート。今年で丸12年になります。
毎年毎年同じような写真を撮り続けています。「良く飽きないね」と言われることもありますが、撮らなければ何もわからないし、自然が語りかけてくれることもありません。毎日自然と対峙し、撮影することで、ようやく、ほんの少しは自然との距離が近くなったのではと思うだけです。
私たちは自然から様々な恩恵を受けながら、この美しい地球上で生きています。自然は時に恐ろしい牙をむきますが、自然なしでは生きていけないのが、また私たち人なのではないでしょうか。
自然に畏敬の念を抱きつつ、自然をほん少しでも知り、科学的な目を持って写真という表現手段で伝えていきたいと思います。
小諸で写真展を行うのは初めてです。ここ5年ほどの間に撮った写真の中から四季を感じさせる日本の昆虫、そして海外からは植物に擬態する昆虫を中心とする写真で構成しました。どうぞごゆっくりご覧ください。
今回の写真展は入場無料としましたが、長野県栄村復興支援の義援金を受け付けておりますので．ご協力頂ければ嬉しいです。
「たくましく生きよう！ 海野和男の特別写真展 小諸高原美術館 8月2〜15日.ギャラリートークは12日。
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