Capa8月号に面白い綴じ込み付録がついていた。ボケ味&フォーカスチェックチャートという名前のシートだ。
面白そうなのでマクロレンズのテストをしようかと思ったけれど。まずはズームレンズとマクロレンズを比べてみることにした。
ニコンD7000にDX18-200を付けて200mmにセットし、縦位置でチャートを撮ると大体画面いっぱいに写る。これに対し85mmマイクロでは55cmぐらいのところでだいたい同じ大きさに写る。
200mmの方が当然大きく写るはずなのだが,実は高倍率ズームの望遠側というのはあくまで無限遠での話だ。テスとした限りでは,恐らく最短撮影距離では75mmぐらいであろう。これはどこのメーカーのレンズも似たり寄ったりだ。
ニコンは実絞り表示である。85マイクロは開放F3.5だが、この場合F3.8を示していた。少し露出倍数がかかっていることがわかる。18-200は200mm側でF5.6を示していた。
ボケ味は好みだろうが,ズームはレンズが暗いこともあって,ボケは小さい。85マイクロはふわっとしたボケ方をしている。
左が85マイクロ、右が18-200の200mm側
Capa8月号は「美しき昆虫たちの世界という15ページのグラビアがある。旅の写真家としても活動されている越信行さんが、3人のカメラマンを取材し,現場でそれぞれの撮り方を撮影もしているという力の入ったページだ。付録も面白いから購入されることをお勧めしたい。
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