ヒメギフチョウを撮影していたら,オスがぱっと地面に降りた。求愛だと駆け寄ると、そこにはメスの姿なく,散らばった翅があった。オスはこの翅にひきつけられたのだ。
死んでいたのはヒメギフチョウのカップルだった。交尾しようと一生懸命になっていたこのカップルを襲ったのは鳥であろう。メスの胴体は喰われていて,オスの胴体は残っていた。ヒメギフチョウはウスバサイシンを食べる。ウスバサイシンは毒草で,ヒメギフチョウは成虫になっても毒が体内に残っていると考えられている。食べた鳥は不味いと思っただろうか?オスの胴が残されていたから、あまりおいしくなかったか,個体によって毒の強さに差があるのだろう。
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