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海野和男のデジタル昆虫記

今年導入したカメラ(NIKON D7000)

今年導入したカメラ(NIKON D7000)
2010年12月26日

 ニコンのカメラはD700をメインに使ってきたが、D7000は発売日に入手した。D90並に小型で、画素数も増え、高感度特性もD300より良いという触れ込みに飛びついたのだ。
 使ってみてびっくりしたのはシーンによっては高感度特性がD700以上との感触を得たことだ。12月にはフィリピンでホタル撮影に使った。24mmF1.4のレンズを使いD700と併用したが、真っ暗闇の世界では、あきらかにD7000での撮影のものの方が良かった。嬉しいびっくりである。
 軽いシャッター音は不満だったが、だんだん慣れてきた。D700では気になった撮像素子のゴミも、D7000では気にならないレベルになったと思う。ぼくはビデオも撮るのだが、スチールと同じ色味でFHDビデオも撮りたいと思っていた。D7000のFHDビデオ機能は秒24コマしかないなど、不満も多いが、これまで使う気になれなかったニコンのビデオ機能としては良くできている。コントラストAFも競合機種と比べよく効く。
 ただ、ニコン伝統のFマウントでの絞りレバーがVIDEOでは邪魔をして、撮影モードに入ってからは絞りを変えられない(AIレンズを使えば可能)。このあたりは致し方ないことでISO感度またはシャッター速度を変えて対応するしかない。ぼくはスチール優先だから、突然絞りレバーのない新機種が出たりしても困る。コントラストAFも良くなったし、ニコンのビデオはいつかは発売されるであろうミラーレス機に期待することにしよう。
 スチールに関しては実用カメラとしては文句のない仕上がりだ。現在時点で最も優れたAPSCサイズの撮像素子を持つカメラと思う。このくらい優れたFXフォーマットの軽い一眼が早く欲しいと思うのはぼくだけではないだろう。この高感度特性で2000万画素オーバーを期待してしまう。あるいはさらなる高感度特性か・・・
 D7000と相性の良いレンズはマイクロ85mm、DX10-24mm、DX10.5mm、FX28-300、FXフォーマットの新しい全ての単焦点レンズと思う。画質の良いFXレンズの最も良い部分を使えるカメラはこれしかない。キャノンのMPE65mmのような高倍率マクロがないことだけが残念である。sigmaなどのレンズメーカに期待するしかないのだろうか。
写真はいつものクルミの木を朝の月と一緒に。

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