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海野和男のデジタル昆虫記

フタオルリシジミ

フタオルリシジミ
2010年02月16日


フタオルリシジミChliaria(Hypolycaena) kinaではないかと思う。台湾からインドシナにかけて分布が広いチョウだ。裏面しか見えなかったが、羽化したてのような個体で、気品を感じさせる。シジミチョウやセセリチョウは種類が多く、かつ小型のものが多いので、同定が難しい。図鑑で調べていた時代から、ネットで調べる時代になっていると思う。ぼくもこれはネットで調べた。
 調べ方を書いてみよう。まずこのチョウがフタオルリシジミの仲間であること思ったのでまずそれを検索した。ところが単にフタオルリシジミと入れたら数件の検索結果しか出ない。そこにあったのはエルリスフタオシジミと台湾のフタオルリシジミそのものだ。ところが台湾のものは目録で写真はリンクが切れていた。このチョウはフタオルリシジミそのものだったので、その後に台湾のリストにあったChliaria kinaと入れて画像検索すればすぐにわかったのだが、フタオルリシジミの仲間はもっとたくさんあるだろうからと、さらに検索してしまった。
 検索結果に出たChliariaとHypolycaenaという学名を画像検索してみて、順番に見ていったら、すぐに生態写真に行き着いた。シジミの場合、標本より生態写真の方が種の同定がしやすいように思う。ところでChliaria属はフタオルリシジミという呼び方とフタオシジミという呼び方の二通りがあるようだ。ぼく自身、小諸日記ではエルリスフタオシジミと入れていた。

2月20日(土)小諸市民会館2階で13時30分より講演「写真をとおして考える自然の仕組み・地球温暖化のこと」
小諸市生活環境課0267−22−1700(内線218)

小諸日記は10周年。過去の日記は5年前2月   10年前2月

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