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海野和男のデジタル昆虫記

魚露目

魚露目
2009年02月14日


 ちまたの昆虫写真家の間ではやっているレンズに魚露目と言うのがある。魚露目は高性能なドアスコープの名称で、この像をコリメート方式で拡大することで魚眼レンズのような写真が撮れる。魚眼レンズよりさらに焦点距離が短いので、被写界深度が深いレンズだ。魚眼レンズよりさらに寄れるし、レンズが小さいので、小さな花や昆虫をアップにするのによいレンズだ。ただし、画質的にはそれほどは期待しない方がよい。けれど魚眼レンズでは影になってとれないような小さな被写体が撮れるというのがメリットだ。
 コンパクトデジカメと相性の良い機種もあるようだが、一眼レフで使った場合に拡大するためにはマスターレンズが必要で、それに何を使うかで周辺が蹴られたり、解像度も極端に変わる。高性能のマクロレンズが拡大によいのかと思えばそうではないようだ。
 ニコンなら18-55mmなどのセットレンズに1.5倍のテレコンで性能が良いとも言われる。オリンパスの場合は25mmのパンケーキレンズに2倍テレコンというのがかなりよい。通常はストロボを使う人が多いと思うが、今回はE-30と25mmのパンケーキレンズに2倍テレコンを使い、ストロボなしで撮影。マスターレンズの絞りはF16にした。このくらい絞らないと画質は周辺がかなり悪くなる。

ハイビジョン特集「海野和男 幻の巨大スズメガの謎に迫る〜マダガスカル島」
NHK BS hi  2月16日(月)20:00〜(再放送は2月24日(火)14:00〜)
写真集「蝶の道」は農工大出版会にメールで申し込めます。申込先は下記の通りです
hana-private@bz03.plala.or.jp
担当は農工大学出版会の花形様です

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