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海野和男のデジタル昆虫記

撮り納めはクロナガアリ

撮り納めはクロナガアリ
2008年12月31日

 毎年12月31日は写真の撮り納め。小諸だと動く被写体はほとんどないのだが、今年は正月を熱海で迎えることにしたので、この季節でも活動している虫はいる。
 今年の撮り納めはクロナガアリ、前に見つけてあった場所で、毎年暮れにも見られるのが嬉しい。今年は、つい何日か前に、ちょっとテストで使って見て欲しいと言うことで預かったオリンパスのE-30を使ってみた。
 クロナガアリは小さいので、フルサイズでは接写リングなど用いないとちょっと難しい。今日はシグマの105mmマクロに2倍テレコンを使ってみた。これでフルサイズ相当では4倍の撮影倍率。これならば小さなアリも大きく写る。昆虫写真でEシリーズを使う人が多いのは、純正のテレコンがあり、等倍マクロで4倍相当まで撮影できるという点が便利だからである。
 今回使ったのはシグマの105mmマクロだが、このマクロは設計自体が古いので、マッチングはあまり良くないかもしれない。多分、画質では純正の35mmマクロの方がよいのではとも思うが、このカメラのテストは想定外だったので、小諸に置いてきてしまったのだ。
 E-30はEシリーズの中では、E-3と並んでピントの山がつかみやすい。このような撮影だとまずAFは使えないから、ファインダーが見やすいことが重要となる。E-520と比べればかなり楽にピントを合わすことができると思う。このカメラはニコンのD90のD300に対する位置づけと同じような機種だが、E-30の場合は、シャッターなどはE-3と全く同じと想像する。画素数はE-3より上だから、防塵防滴をのぞき、下克上の様相を呈している。E-3を使っているのであまり興味はなかったのだが、なかなか良いカメラであると思った。


「海野和男 幻の巨大スズメガの謎に迫る〜マダガスカル島」NHK BShi
本放送 2月16日(月)夜8時から
再放送 2月24日(火)午後2時から

写真展「蝶の道」1月5日より20日まで銀座ニコンサロン、2月5日より11日まで大阪ニコンサロン。1月9日、2月5日は午後7時より写真展会場でフォトセミナー(入場無料)も開催。また同名の写真集を東京農工大学出版会より、写真展にあわせて出版。A4136ページ上製、定価は3600円(税別)の予定

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