世界一尾状突起が長いことで有名なマダガスカルオナガヤママユ。その尾の長さは15cm。ただし写真はメスでもっと短い。この美しいガにはマダガスカルに行けば簡単に出会えると思っていたのだけれど、今ではかなり珍しいガのようだ。
マダガスカルオナガヤママユが住むのは、中央部を南北に走る山脈の近辺だ。けれど国立公園以外はほとんどはげ山になってしまっている。ガスや電気が普及していないので、木が薪として使われてしまったようだ。燃料に薪を使うというのは日本だったらエコな感じもするのだが、それは再生可能な量を切って、それに見合う植林を続けることではじめて可能になる。実際、今の生活を、薪や炭だけでまかなえといったら、日本だってあっという間にはげ山になってしまうのではと思った。
マダガスカルオナガヤママユによく似たガはマレーシアにもいる。マレーシアのオナガヤママユはこちら。
講演
11月15日(土)大阪大学吹田キャンパス第9回構造色シンポジウム。15:20-15:45 「ネイチャーフォトグラファーから見た構造色」
11月16日(日)、岩国市中央図書館「昆虫の世界をのぞいてみよう」14-16時
11月29日(土)ニコン広島ゼミ。ニッコールクラブ会員限定
12月12日(金)16時〜16時45分、東京ビッグサイトで行われるエコプロダクツ2008の環境コミュニケーションステージ。お話しは里山から熱帯林まで−−多様な昆虫の世界
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