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海野和男のデジタル昆虫記

コムラサキ

コムラサキ
2008年07月16日

 今日夜遅く東京に戻った。
 せっかく北海道に行ったのだから、オオイチモンジに会いたいと思った。そこでたくさんいるという富良野に来たのだが、結局撮影することができなかった。北海道に来てオオイチモンジを撮影できなかったのは、はじめてだと思う。天候に恵まれなかったのが一番の原因。
 今回は8日間の旅のうち、6日間の撮影日があった。何を撮らなければという縛りもなく、アマチュアのようにチョウを追った。ただデジタルになって、こうした旅でも、画像をパソコンに取り込み、ざっと確認しなければならないのが、ちょっとつらい。そして日記を書くという毎日の作業でだいたい2時間ぐらいはかかってしまう。これはフイルム時代にはなかったことだ。ぼくの場合これを10年近くやっているわけだが、今年はEX-F1を使っていることで、大幅に時間がかかるようになった。
 EX-F1のパスト連写でで20カット撮れば、それだけで1200枚というすごい数になる。ぼくは一眼レフでは普通の野外での撮影では一日に150枚以下しか撮らないことが多い。それが一気に10倍近い写真ができてしまうのだから、パスト連写は罪作りだと思う。そうはいっても簡単に撮れない写真が撮れてしまうのだから、まあ仕方ないかとも思う。
 コムラサキはたくさんいるのに、なかなか近づかせてくれなかった。けれどそのうちぼくの手の汗のにおいにひかれたのか、振り払っても逃げないほどになってしまった。EX-F1

◎DVD ファーブル昆虫記 南仏・愛しき小宇宙が今月末に発売になります。昨年NHKBSで放映されたもので、日本の昆虫映像の撮影と出演もしています

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