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海野和男のデジタル昆虫記

ヒメギフチョウの羽化

ヒメギフチョウの羽化
2008年04月20日


 昨日、今日とテレビ出演の打ち合わせ。NHK総合関東ローカルの「こんにちは いっと6けん」の中の「東京いま人」というコーナー。4月25日午前11:05放映で、11時半ぐらいから18分ぐらい出演らしい。
 今日は天気も悪く、昨日から引き続きヒメギフチョウの羽化のビデオ撮影。といっても自然条件下ではなく飼育の個体。ちゃんと羽化を観察したのは初めてだ。蛹から抜け出した後にずいぶん長い間歩き回る。ある個体は10分ぐらいも歩いていた。翅が伸びる速度もアゲハなどと比べるとずいぶんゆっくりで、蛹から出て翅が伸びるまで50分〜1時間ぐらいかかった。その後の飛び立ちは案外早く、30分から1時間ぐらい。
 幼虫の飼育ケースの中に石や木、枯葉を入れておくと石の下や木の割れ目に結構しっかりした帯蛹を作る。自然状態でもそんな場所を選ぶのだと思うが、見つけるのはとても困難だ。
 インドネシアに行っている間冷蔵庫に保管したが冷蔵庫の中で3匹羽化して、ちゃんと翅が伸びていた。明日は元の場所に放してやろう。
 ギフチョウやヒメギフチョウは、地域ごとに若干の違いがある。だからもし飼育して放す場合は同じ場所に放すことが重要だ。また室内で飼育した場合は早く羽化することが多いので、冷蔵庫などで羽化時期を調節することも必要だ。
ビデオより静止画きりだし

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