飛行機に乗るのは楽しい。外を見れば普段は見ることのできない景色が見える。地図帳を見ているようだ。今はグーグルアースなどで、疑似体験はできるが、やはり実際に上空から見る景色は良い。
今日の飛行機は日本航空７２３便、南アルプスの上空、紀伊半島、石鎚山を通って宮崎から鹿児島、種子島、沖縄と南下した。宮崎には昆虫写真家の新開さん、沖縄には湊さんが住んでおられる。
もう一つの楽しみは食事とワイン。今日は和食を選んだ。白のマコンビラージュを飲んだけれど、ジゴンダス2005年というワインがあったので、赤ワインも飲んでしまった。ジゴンダスというのは南フランスのワインの産地。実は写真家の武田君が小諸に来たときに、高嶋と3人で4本ワインをあけた。その最後に飲んだのがジゴンダス1990年だった。とてもおいしかった。ぼくは銘柄は全くわからないけれど、ブドウの品種や産地による味の違いはよくわかる。昨日は南西フランスのワインを東京で飲んだ。1997年ものだったが、とてもおいしかった。ところが今日は朝に胃が二日酔い状態。古いワインはアルデヒドが多い可能性がある。何とか胃薬を大量に飲んで、飛行機のワインを楽しむことができた。
数年前に新しくなったクアラルンプル空港から車で町に出たことはない。その空港がクアラルンプルからどれくらい離れているかも知らなかった。明日はテンプラーパークという、はじめてハナカマキリを30年ほど前に見つけた場所に行きたいと思ったので、KLの郊外のペタリンジャヤというところに宿を予約してあった。空港からは50kmほどだったが、道を間違えたりして、着くのに1時間半もかかった。何とか無事ヒルトンホテルに到着、ホテルの近くで食事をした。
豚肉と塩魚の蒸したものというのを食べた。シンプルな値段付けの店で豚は12リンギ（1リンギは３５円ぐらい）、豆腐料理は8リンギの均一料金。麺などの値段を見るとペナンより5割ぐらい割高のようだ。
食事中に雨が降り、ホテルに戻ったら日付が変わっていた。
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