小諸の冬は寒いけれど、積雪は多くはない。今日の撮影地の青森市は先週も雪のニュースがあったからどんなだろうと思っていた。
さて、雪の中のリンゴの木を撮影するわけだが、いったいどうやってそのリンゴの木まで行くのだろうかと若干心配があった。最初はスノーモービルなんて言う話もあったけれど、すぐちかくまではくるまがはいるようだ。
天気も心配だったが、雪が降るか、晴れるかがよいのであって、曇りで光がなかったらどうしようなどとも思った。でもそれはそれで冬の青森の普通の天気なのだろうからそれで良いのかとも思う。けれど作品というわけではなく、人に見せる写真なのだから青空があった方がよいかな。
朝起きるとホテルから岩木山が見えた。最初は曇っていたけれど8時を回る頃には写真のように綺麗な青空がひろがってきた。
この写真はリコーのR8というカメラで撮った。CaplioR7の後継機で1000万画素28-200相当のコンパクト機だ。
ボディーにはCaplioという記述がない。Ricoh R8である。GX100にはCaplioの記述があるから、リコーのR8のほうが高級機なのかと思ってしまった。
露出モードはプログラムのみ、マニュアルは使わないという人にはむしろこの方使いやすいいのかもしない。面白いのは最小絞り固定モードがあることだ。コンパクト機はぼけが少ないので、こういうモードがあるときはたいていの機種でポートレートモードとかソフトモードといって、絞りを開放に固定するのが普通だ。R8が逆を行っている唯一のカメラかもしれない。コンパクトデジカメの被写界深度が深いという利点をさらに利用するという点で、最小絞り固定モードはなかなか面白い発想だ。
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