上の写真は可視光での写真。下の写真は紫外線でみたモノクロ写真。可視光だとオオイヌノフグリの花の中心は光を反射しているが、紫外部では光を吸収していることがわかる。ハチを呼ぶ花にはこのように花の中心が紫外線を吸収し、蜜マークを作るものが多い。
紫外線のみ透過するフイルターをデジタル一眼レフにつけると機種により写りが全く違う。撮像素子の前のフイルターが紫外線や赤外線を通さないようにしている機種が多く、たとえばニコンD3では撮影は難しい。また多くの紫外線のみ透過するフイルターは赤外光も通すものが多いので、赤外線をカットするフイルターも必要だ。
ところがE-510で撮影してみると、フイルムで撮影したのと近い写真になった。ということはE-510は赤外にあまり感度がなく、紫外部にはある程度感度があるということになるだろう。とはいってもISO400〜800でF5、6で4秒以上の露出となる。使用したレンズはUVニッコール105mmマクロだ。zuikoでも撮れるが、レンズが紫外線を吸収するのでさらに2段階ほど露出が多くかかる。
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