木についた水滴を30年以上前のライカの180mmF2.8エルマリットと、最新のZD70-300で撮影してみた。カメラはL10だ。両方共に開放近くでの撮影だが背景の光っている水滴に注目するとフイルム用のエルマリットでは輪郭が黄色くなっていたり、枝が青っぽくなったりする部分がある。これは色収差なのだろう。
下はデジタル用のZD70-300mmでの撮影でこの黄色の輪郭はない。極めて高品質のレンズということになる。けれど、色収差が少しはあるのも趣があって良いなどと思うこともある。強い反射のボケに色がつくのは昔からある程度はあることだ。デジタル専用設計でないレンズをデジタル一眼レフに付ければ、多かれ少なかれこのような収差は出るようだ。
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