Nikon Photo Contest International2006-2007の審査は今日終了した。予備審査からあわせて5日間、こんな長丁場の審査をしたのは初めてだ。
もっと写真を見たくなるエクサイティングな審査だった。こんなにすばらしい作品をたくさん見られたことだけでも、ぼくにとってはとても勉強になった。
そして、写真が持つ力を再認識するとともに、写真に対する様々な考え方があり。写真に込める写真家のスタンスというものを考えさせてくれる素敵な場所だった。そして今日は最終審査。上位作品を決めるのに、それぞれ10名の審査員が討論をしていく中から、写真の持つイメージも変わってきたりするのもすごい。本当に真剣な論議の上で上位入賞が決まっていく。それぞれの審査員の写真論みたいなものにまで踏み込む議論で、こんなにまじめに写真を考えたことは最近はなかったから、刺激的だ。
そして海外からの写真が30代が一番多いという若さも感じた。動物写真もフリーのカテゴリーの中でこんなに最高レベルのものが集まるとは思ってもいなかったから、とても嬉しかった。日本から応募できるのに、数が少なく惜しいなと思う。自分が井の中の蛙であったと思ったのは大学生の終わりだったが、最終的に選ばれた結果ではなく、その選考過程の中に、それに匹敵するぐらいのカルチャーショックを受けた。疲れたけれど充実した3日間だった。機会を与えてくださったニコンに感謝。
写真上は6日の品川からの月、10時20分撮影、下は昨日の11時40分の月。2日間でずいぶん月の出る時間がずれた。今日はもっと遅い。それを撮る前に眠たくなったので昨日の月。
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