虫たちの惑星は2000年に調布市で写真展をやったときに自主制作した本だ。その写真展ではプリント代が出たので、自分で写真展をやれば当然かかるお金を使ってデザインなども自分でして自費出版をしたものだ。自費出版だから本屋で買うことはできないし、手元にももう自分の分しかない。
写真集というのは売れないから、なかなか作りづらいものだ。僕たち昆虫写真家は子供の絵本を作る機会は多いが、純粋に気に入った写真やテーマを持った写真で写真集となると、どこものってはくれない場合が多い。
この地球が人だけのものではなく虫も鳥もトカゲも住人であることを伝えたいと思った。自分なりに気に入った本になっている。
海野はペルーに撮影に出かけております。初めて行く国です。現地では小諸日記の更新はできないと思います。そこでぼくの思い入れのある本や最近出た本の内容を毎日紹介することにします。ペルーからももしかしたら更新ができることがあるかもしれませんので、時々Checkしていただければ幸いです。
◎デジタルフォト11月の連載は鱗粉の海。12月はマレーシアの昆虫の擬態
◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。第39回「変態の神秘」配信中。
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