コナラの葉にメスアカミドリシジミのメスがとまっていた。口をのばして葉の表面をなめている。特に何も無いようだが、アブラムシの甘露でも探っているのだろうか。せわしなく歩き回っていて落ち着かない。
真後ろを向いた瞬間、前翅の赤い模様がちらっと見えた。
ところでfauraという雑誌をご存じだろうか。自然と動物の雑誌である。実は存在は知っていたのだが、見たのは初めてだ。版元のNaturallyから今までのバックナンバーが届いた。
アニマのような雑誌かなと思ったが、昔、新潮社からでていたマザーネイチャーという雑誌にも少し似ている。雑誌の作りとしてはFishinng Cafe（これは釣りの雑誌だから単に雰囲気がというところ）などとも共通点があるような気がする。
記事は北海道限定だ。というのはNaturally自体が北海道の写真家が作った会社だからだ。写真家が雑誌を作れば、自分たちの作品の発表の場にも使える。そうかと言って宣伝くさい雑誌でもない。雑誌は大手出版社が人件費を膨大にかけ、広告で成り立つものがほとんどだ。そうでなければマニアックな雑誌は薄くて高い。ところがfauraは内容的にも体裁もそれに勝るとも劣らない。新しい世代が自分たちで雑誌を作る。今はそんな時代なのだなと思った。
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