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海野和男のデジタル昆虫記

ワタスゲ

ワタスゲ
2006年06月23日


 田代ヶ原湿原はワタスゲが見頃となっていた。
 今回は珍しいトンボを撮影したのだが、そういった被写体と対峙すると、昔のマニアックな撮り方に終始してしまう。というよりもそれ以外のものが見えてこないのだ。
 かろうじてワタスゲなどよく目立つものは数枚撮ったが、トンボ以外の昆虫が目に入らなくなった。マニアの良いところでもあるし悪いところでもあるように思う。たまにはこんな時間があっても良いのかなと思うが、いつもそうであるならば、幸せではあろうが、自然の有り様は見えてこないのかもしれない。もっとも、そこから自然を見る尺度を得ればよいのである。けれど、ぼくがトンボが苦手だったひとつの理由は、トンボが好む環境と、蝶が好む環境は、マニアックな見方をしてもあまりにも違うケースが多い、だから学生時代にはトンボの好む環境というものが見えてこなかったのだと思う。やはり、多様な生物のそれぞれが好む環境というものを見ていきたいと思った。(22日撮影)
 今日、青森のチョウの工藤さんからメールをいただいた。青森にいるならキタアカシジミを撮りに来ませんか、という親切なメールだ。途中でトンボモードになってしまったらキタアカシジミの存在をすっかり忘れてしまっていたのである。
 今回は時間なく、残念であったが、来年は是非見てみたいものだと思う。ところで工藤さん親子の青森のチョウは人気ブログの上位に入っているようだ。先日、あるカメラ会社の方から。こんなのが人気ですよとメールをいただいた。もちろんぼくはこのサイトは知っているのだけれど・・・
 高校生の工藤君が更新している日記、まだ知らない方は是非ご覧下さい。


◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室。34回 水生昆虫。

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