今年もいつの間にかオトシブミの季節になっていた。
クリの木ではナミオトシブミがせっせとゆりかごを作っている。
オトシブミは気に入った葉を見つけるとまず葉の付け根に近い方に切り込みを入れる。左または右から切っていき、主脈を残し反対側まで口で切り込みを入れる。肢を葉の切り込みに入れて切り離す。それでもうまく切れないときは再び口を使う。この行動のうち、再び戻って口で切り離せなかったところを切るという行動はいままで余り観察できていなかった。
昨年の5月はオトシブミを毎日のように観察して、秋に本を書いた。今年はさらに観察する予定だったが、あまりに忙しすぎて、今日が初めての観察だ。急がないと小諸でのオトシブミの季節は終わってしまいそうだ。
E-330 35mmマクロ+EC14
◎葉っぱをまく虫オトシブミの季節 。は新日本出版社から好評発売中。写真が豊富な本ですが、科学読み物でもあります。
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