新しく書いた本が届いた。
新日本出版からの写真絵本で、低学年向きだ。前から低年齢向きの絵本をやってみたかったので、嬉しい企画だった。それで全部自分でやらせてくれといって、見開き、または1ページごとに自分でレイアウトをした。レイアウトといっても今回はDTPソフトは使わずに、写真だけフォトショップで見開きごとに作った。
どうしてもポジが混ざるので困った。ポジはデジタルデータにしなければならない。ラボで少しやってもらったが、途中で差し換えたりするので結局はそのつどスキャナーでデジタルにした。新しいスキャナーではなく、昔のミノルタのマルチスキャンである。けっこうきれいにとれるが時間がかかる。
小さい本なので、それでも十分なクオリティーではあるが、色が思ったようにでなかった。最近は良い色の印刷が多いが、これは印刷所のソフトが良くなったかららしい。このまえ、ちがう所で聞いた話では、RAWで渡して向こうで自動現像するのがよい結果を生むという。でも現像しないで渡してしまうのは、やはり雑誌社などの忙しいカメラマンのやることだと思う。
色のでない原因は、ぼくのMACのモニター調整がうまくいっていなかったことも大きい。液晶モニターはとてもきれいなのでつい騙される。それとモニターの色温度が高すぎて、印刷では黄色味が強くなってしまった。これもまた勉強であるし、良い経験をしたと思う。
今度の本は海野和男のムシシシシというシリーズで3冊。あとの2冊は6月に出る。2冊目の「おおきくなると」を今日アップしたが、こちらは少しは色もましになるのではと思う。
◎長野放送製作の海野和男の映像世界は各地で上映されます。日程はこちらです。詳しい時間は主催者にお問い合わせください。
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