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海野和男のデジタル昆虫記

GRデジタルでの撮影

GRデジタルでの撮影
2005年11月15日

 今日は柏崎の町の中で仕事があり、雨も降っていたので撮影は全くしなかった。1枚もシャッターを切らなかったのは今年初めてだ。それで、写真がないのでリコーのGRデジタルについてかいてみようと思う。
 GRデジタルを使って約1ヶ月になる。
GRデジタルは28mm(35mmフイルムカメラ換算)の広角専用機である。専用のワイコンを使えば21mmだ。まだまだ使いこなせていないが、広角マクロが好きなぼくには重宝するカメラだ。一眼レフのサブ機としてというよりも、一眼レフでは撮れない被写界深度の深い写真がスナップ感覚で撮れるのが嬉しい。一眼レフだと28mmや21mmの画角ではどんなに絞り込んでもこれフォ度の被写界深度深度を得るのは難しい。それに絞れば絞るほどシャッター速度が遅くなってしまうから実際にはGRデジタルでの写真を一眼レフで置き換えるのは難しい。(写真左上)
 GX8を今まで使っていたので、使い方も撮る写真もほとんど同じだが、色がアオっぽくならないのとノイズが少ない点など明らかに進歩がある。レンズはリコー自慢のGRレンズだからGX8より明らかによいのだが、WEBにのせるような小さな写真ではそれはわからない。ホタルの撮影で長時間露光もやってみた。180秒も露光をしたが、ノイズリダクションが効いて、コンパクトデジカメとは思えないノイズの少なさだ。(写真右下)ただニューギニアのホタルの光は極めて弱くてF2.4でもほとんど写せなかった。
 マクロではない一般的なスナップには、大変に使いやすい。そしてタイムラグの少なさは驚嘆に値する。右上の写真は子供が二人海に飛び込む瞬間だが、AFの一気押しで見事に子供にピントがあって驚いた。左下はホタルの撮影を終えたまわりにいた子供たちにカメラを向けた。ストロボはオーバーになるかと思ったが、適度な露出だ。残念なのはストロボだけを調光補正することができないことだ。またもっと使い込んだら報告してみたいと思う。
 今回、にほんかい自然写真学校にもGRデジタルを持っていった。竹内敏信さんもお気に入りのようだったが、学生たちは(学生といっても年は60代だが大半だが)GRデジタルの存在をほとんど知らなかったので、撮影して見せてあげたら、その広角マクロに驚いていた。
 

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