オオカマキリの交尾を2例見た。上のカットにはびっくり。発見したときはメスがオスの頭を囓っているところだった。それはビデオで撮影したので、写真はその後のカットだ。メスはオスの頭を食べて、片方のカマを切り落としてしまった。
食べられている途中で交尾に成功したオスを、以前にビデオで撮影したことがある。ハラビロカマキリでは普通に見られるという行動だが、オオカマキリの場合は滅多に見ないからドジなオスと言うことになるのだろうか。それでもメスが体までは食べてしまわないと言うことは、食べてしまったら交尾が成功しないからなのだろうか。
ただ途中でオスがしんでしまえば、交尾後死後硬直してしまい、メスはオスから離れることができないはずだ。確かめるためにケースに収納して様子を見た。交尾は6時間以上に及び、夜の8時過ぎにオスはメスから離れた。そしてまだ虫の息ながら、命は保っていたのである。
下は道路で交尾中の同じくオオカマキリ。こちらはオスは無事である。
ＧＸ8
追記 10月1日
朝見るとオスの翅だけがケースの中に残っていた。メスはオスの体を食べ尽くしてしまったのだ。人間だったら大変な事件だが、このカマキリのメスはオスの死を無駄にはしなかったのだから、これはこれですごいことであると思った。
◎第7回群馬環境フェスティバル・ＮＨＫ環境フェスタ「昆虫から地球環境を学ぼう」（ビデオや写真を使っての楽しいお話で、堅苦しい環境の話ではありません）
◇日 時 平成１７年１０月２日（日）午後２時〜午後３時３０分
◇会 場 群馬県庁 ２階 ビジターセンター
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