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海野和男のデジタル昆虫記

ショウリョウバッタの顔

ショウリョウバッタの顔
2005年08月31日

 ショウリョウバッタはひょうきんな顔をしている。ショウリョウバッタの顔を新しく組んだ虫の眼レンズで撮ってみたいと思った。東京付近ではどこででも普通に見られるショウリョウバッタだが、小諸で探そうとすると東京でほどは簡単にはいかない。あちこち探し回ってやっと1匹見つけた。
 今年は久しぶりに虫の眼レンズを引っ張り出して良い画質にしたいと工夫をしてみたが、結局は市販品に劣るので改造は中止。そこでまた大昔の方法に逆戻りして直接CCDレンズの空中像をマクロレンズで接写する方法に戻してみた。この方法ではフイルム時代から時々は撮影していた。不便なのはファインダーで見える像が逆さであることだ。前に使ったのマクロレンズはキャノンのMP65mmマクロや、40年も前のマイクロニッコール55mmF3.5などだ。それぞれそこそこの画質は得ていた。(マイクロニッコール55mmでの作例CCDレンズは数千円のノーブランドのレンズ)。
 今日はE-300を使い、オリンパスの古い80mmマクロに専用クローズアップレンズ、E-300用の1.4xテレコンも使った。CCDレンズはやや高級のKOWA製。そうしたら意外にも画質は大幅に改善された。これなら市販品にもそれほどは劣らない。今まで気になっていた色収差がとても少なくなったのだ。それが左の写真だ。やはりZUIKO80マクロは最高のレンズだと再認識。E-300用にも自動絞りで使える80マクロを作りたいと思った。
 右はCaplioGX8に専用ワイコンをつけて最小絞りで撮影したもの。虫の眼レンズの方が少し画角が広く、ピントは深い。けれど手軽さと画質ではこちらが勝る。もう少し大きい虫ならその差は更に縮まるだろう。一応の画質が得られたので、虫の眼レンズはまたビデオ用に戻すことにした。広角写真はやはり魚眼レンズとCaplioのようなコンパクトデジカメで行きたいなと思った。

ところでリコーからデジタル判GRというカメラが発表された。発表会は9月13日。ぼくはちょうどマレーシアで、この発表会には残念ながら行かれない。今、参加者をこちらで募集している。GRはフイルムコンパクトカメラの名機である。ぼくも発売直後に購入してスナップに使った。フイルムのときは残念ながら昆虫は撮れないカメラだったが、今回はデジタルだから昆虫撮影にも向いているはずだ。デジカメが画一化する中で、画質とデザインに重きを置いたこんなカメラも楽しそうだ。
 
 
第7回群馬環境フェスティバル・NHK環境フェスタ
「昆虫から地球環境を学ぼう」(ビデオや写真を使っての楽しいお話で、堅苦しい環境の話ではありません)
◇日 時  平成17年10月2日(日)午後2時〜午後3時30分
◇会 場  群馬県庁 2階 ビジターセンター
◇対 象  小学生 と その保護者
◇入場料  無 料 
※ 参加申込みは不要。当日自由にご参加いただけます。

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