サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

ミツバチの王台

ミツバチの王台
2005年06月07日


 アトリエのミツバチは急速に数を増やした。巣の入り口付近には、こぶし大の蜂玉ができて、分蜂しそうな感じもでてきた。それで、数日前、この巣箱から女王のついた巣板を取り出し、少し離れた場所に置いた巣箱に移した。こうして、人工的に分蜂と同じ状況を作ってみたのだ。
 女王がいなくなったことに気づいた元の巣箱は、しばらくして大騒ぎとなった。巣の周辺はたくさんの働きバチが飛びまわって殺気だってきて、近くを通ろうとしただけで、攻撃してくるものもいた。そんな状態が数日続き、ようやく落ち着いてきたところである。今日は、巣箱の中がどうなっているかチェックしてみた。
 探すのはもちろん、王台である。女王を失った巣では、残った若い幼虫から女王をうみだそうとして王台を作るのだ。王台の中は、ロイヤルゼリーが蓄えられ、それを食べて育った幼虫は女王に成長する。今日見つけた王台は2つ。巣部屋が少し膨らんだくらいの初期の段階のものだ。働きバチが周りを取り囲み、時々、下に開いた口に働きバチを顔をつっこみ、中の幼虫を世話しているようだった。
20D 100mmマクロ

◎今月の雑誌
めざせ映像クリエイター〈玄光社〉写真家海野和男のネイチャービデオ(sony HDR-FX1)
日本カメラ お気に入り&使ってみたいレンズはこれ
今月号のデジタルフォト 連載中の自然ワンダーランドは「イトトンボの世界」。

関連タグ
小諸周辺
旧北区
前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。