毎年11月にクヌギの幹に産卵するクヌギカメムシ、昨年は11月14日に産卵を撮影した。
2月頃から孵化をはじめるが、今年は例年より孵化がばらばらだ。同じ木の同じ時に産卵した卵でも、まだほとんど孵化していないもの(右上)もあるし、だいぶ大きくなっている幼虫もいる(右下)。木の幹で死んでしまったカメムシもまだそのままだ。
孵化がばらばらなのは何か意味があるのだろうか。それとも今年の気候が不順のためなのだろうか。今年はどうも、春の虫の数が少ないのではとの予感がする。マークしてあったモンシロチョウの蛹でも死亡率が高いように思う。
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