日中は暖かくなったので、越冬昆虫を探そうと外に出た。朽ち木の中を調べてまわったが、朽ち木はまだまだ凍っているものが多く、収穫は少なかった。柔らかそうな朽ち木も、凍っていると石のように堅く、まるで歯が立たない。
唯一、アカマツの朽ち木に見つかったのが、写真のハエである。複眼を見れば、真ん中の一匹だけがメスで、他がオスというのは分かるのだが、さて、どのような過程を経て、朽ち木の中に、こうして3匹おさまっているのだろうか。何とも不思議に思う。ハナアブなどでも見るように、普段は別々に行動しているものが、越冬時には集まって過ごしているものは少なくない。
ちなみに、ハエの隣に見えている白いものは氷の粒である。5度以上に気温の上がった外と比べて、何と寒そうな姿だろう。しかし、長い冬を過ごすには、こうした環境でなければならない。一日の寒暖の差が10℃以上もあるような外の世界は、むしろ厳しいものなのである。
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