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海野和男のデジタル昆虫記

本年もありがとうございました

本年もありがとうございました
2004年12月31日

本年も小諸日記にアクセスいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
 ところで小諸日記では毎年、暮れか正月に使っているデジタルカメラの話を書いている。過去の日記(19992000200120022004.0103)を読むとデジカメの進化がいかにはやいかがよくわかる。
 今、メインに使っているカメラにお気に入りのレンズをつけて並べてみた。昨年の12月時点で発売されていたのはオリンパスE-1だけだと並べてみて改めて気がついた。一年前には他にもニコンD1X、ニコンD100、キヤノン10Dと使っていたが、ニコンD70の登場でD1XとD100は予備のカメラになってしまった。キヤノン10Dも引退して20Dに変わってしまった。オリンパスE-1もE-300が発売されてから使用頻度は落ちてきている。
 古い機種が使えないと言うわけではないのに新しくカメラを導入してしまうのは、新しい機種がどんどん値段が下がるので、ついつい購入してしまうのだ。画質的には昨年使っていたカメラと今使っているカメラに大差があるわけではない。
 けれど新機種は使い勝手が大幅に進化している。春に発売されたD70にはびっくりさせられた。それまでのD100もレスポンスの良いカメラだったが、記録している最中でも画像再生ができ、その場で消すことができたり、Rawとjpgで同時記録しても、ほとんストレスがないのが良かった。そしてストロボのシンクロが1/500までという機能は、デーライトシンクロに極めて便利だ。予備バッテリーは使ったことがないほどバッテリーの持ちがよいのもご機嫌だ。D70を入手すると1/500までストロボ同調すD1Xはバッテリーの持ちが悪いこともあり、使わなくなってしまった。
 20Dもレスポンスで10Dを大幅に上回っていて、いらいらさせられることが無くなったのが嬉しかった。E-300はまだ使い始めて1ヶ月ほどだが、すっかり気に入ってしまった。不満なのはD70でなれてしまった記録中でも画像を再生して消せる機能がないことだけだ。快適なものになれてしまうと後戻りできないのが人間の悪いところであるのだが。
 リコーのCaplio GXには専用のワイコンをつけっぱなしにしている。このカメラは500万画素で、単体でも28mm相当の画角を持ち、ワイコンをつけると22mm相当ぐらいになる。そしてワイド側での広角接写がレンズ前1cmぐらいまでできるので面白い写真が撮れる。だから僕は広角専用機として重宝している。操作が極めて簡単で、それなのにマニュアルモードも充実しているから、小学生からプロまで広角接写には最も適したカメラであるように思う。
 写真を撮る人には撮れた写真が面白ければよいという人とファインダーを覗くのが楽しいという人がいる。ファインダーを覗く楽しさは一眼レフ以外ではあまり感じることができないと思う。けれど撮れた写真が面白ければと言うのであればノーファインダーでも良いわけで,被写界深度の深いコンパクトデジカメは面白い写真を気楽に撮るのに最適なカメラだ。
 何でこんなにカメラを使うのといわれそうだが。カメラが好きというのが本当のところ。けれどそれぞれに気に入ったレンズがあるからとも言える。例えば現状では対角線で180度のデジタル用の魚眼レンズはニコンの10.5mmしかない。僕の広角接写はフイルム時代は主にニコンにシグマの魚眼レンズを使ってきたのだが、デジタルになってからご無沙汰していたのがこのレンズを入手したことで再び撮影が可能になった。そしてD70との組み合わせでの1/500のストロボ同調は作品作りにかかせないものとなった。
 キヤノン20DにはMP65という等倍から5倍まで撮影可能なマクロレンズとリングストロボがつけてある。このレンズがないと撮影不可能な昆虫も多い。他のメーカーでこれだけ使いやすい高倍率のマクロがあれば、ぼくにとってはあえて20Dを使う理由はないのだが。
 E-1には50マクロ、E-300には50-200のズームレンズがつけてある。この2本のレンズは極めてシャープ。特に50-200は風景を撮るには欠かせないレンズだ。E-300についていた14-45は他社のデジタル専用ズームほどの性能はあるから、それでも十分だと思う。ぼくは同社の14-54が気に入っているのでそちらを使うことが多いが、マレーシアでは14-45にレイノックスの魚眼コンバーターなどをつけて写真を撮った。レンズの径が小さいのでテレコンなどのアダプターをつけられるのが便利でもあった。
 

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