コナラの枝に長い尾を持つハチが一匹、何か探るように歩き回っていた。枝は枯れかかっていて、いかにもカミキリムシやガの幼虫が入り込んでいそうである。ハチはそうした虫に卵を産みつけようとしているのだ。
時々、じっとしているのでよく見ると、いつのまにかもう赤い産卵管を突き刺している。すでに何か見つけて産卵しているようだ。黒くて長い尾は、産卵管を木の中に送り込むガイドの役目をするのだが、木が朽ちて柔らかいため必要なかったようだ。
◎「鳩山邦夫のエコトーク」に出演しました。11月19日と26日の2回に渡りラジオ日本 (AM1422kHz)で夜の11時から30分ずつ放送されます。お時間の許す方は聞いていただければと思います。
◎11月21日夜8時、どうぶつ奇想天外でテントウムシの集団越冬。日本とアメリカで取材したものです。
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