さてもう少し高等なストロボを使った撮影法やISO感度について少し述べてみよう。
コンパクトデジカメの場合、デフォルトで撮るとISO感度などが固定できない。画質重視ならば、必ずメニューから一番低い感度を選ぶ。ただし感度が低いとぶれやすいので注意。動いているものは感度を上げて、シャッター速度を1/500にするのがこつ。またはこの写真のミツバチようにストロボを効果的に使う。
上は広角でイチモンジセセリを撮った。逆光になるのでストロボを使った。ストロボを強制発光モードにする。このカメラの場合はストロボはかなりまわるが、レンズ前数センチの撮影の場合は名刺などをストロボの上にかざして、光を回すのがよい。
下は外付けのストロボを使い真上から光が当たるような特殊なライティングだ。飛んでいるものをとるのはAFでは無理で、マニュアルにした。この場合はあらかじめレンズ前2cmにピントを合わせておいた。ミツバチが飛びたったところでシャッターを押した。飛んでいるものを写すにはMF、ストロボやシャッター速度もマニュアルで使うとタイムラグが減る。この場合は1/500、F8固定。コンパクトデジカメで飛んでいる虫を撮りたければ、MFやマクロモードでもストロボ強制発光モードがある機種を選ぶことも肝心だ。
再度お願い。ぜひ、毎月4ページ自然のワンダーランドと題して連載しているデジタルフォトや、岩波ジュニア新書のデジカメ自然観察のすすめを読んで頂きたいなと思います。
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