実りはじめた稲をバックにノシメトンボを撮影。こうした撮影では一体型デジカメが、むしろ一眼レフよりもこういった写真には有利だ。背景のボケ具合を見るため、APS-CのCCDを持つニコンD70(左上、左右カット )と、2/3インチCCDの8080(右上)、1/1.8CCDのCaplio GX(左下)とでノシメトンボを撮り比べてみた。D70には28-80ズームを付け、焦点距離は35mmを選んだ、これは35mm換算で約52mmだ。他のカメラはだいたい画角が同じになるようにズームをセットして撮影。
天候が悪く、D70の写真は少しぶれてしまっているが、背景のボケ方はわかるだろう。絞りはいずれも約F4.5である。CCDが大きい方がボケも大きいことがわかる、逆にいえば安価な暗いズームでもそこそこ綺麗なボケが得られるわけだ。右下の1枚はCaplio GXにワイドアダプターを付け、トンボを画面いっぱいに写したもの。
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